中1・中2の“今”が受験を決める――学力差が生まれる3つの原因

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いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
先日、教育界で大きな話題となるニュースが世界を駆け巡りました。オーストラリアで、16歳未満の子どもにSNSの利用を原則禁止する法律が、世界で初めて施行されたのです。

 

その背景には、オーストラリアでは近年、
・若者のメンタルヘルス悪化
・SNS依存
・いじめや有害情報への曝露
・睡眠不足や学力低下
といった問題が深刻化していた事情があります。

 

実は、これは決して遠い国だけの問題ではありません。
日本の中学生も、
「気づけばスマホに時間を奪われている」
「SNSの返信が気になって勉強に集中できない」
「夜更かしが続き、翌日の授業に身が入らない」
など、似た状況に置かれています。

 

教室で生徒たちを見ていても、生活リズムの乱れが学力に直結していると感じる場面が年々増えています。
そしてこの“乱れ”は、中1・中2のうちにどれだけ整えられるかで、受験期に大きな差となって表れてきます。

 

そこで今回は、 中1・中2の“今”が受験を決める理由 を、学力差を生む3つの視点からお伝えします。

 

 

 

原因①:家庭学習の「量」が圧倒的に不足している

 

最近、保護者の方からよくお聞きするのが、
「勉強はしているはずなのに、点数につながらない」
という声です。

 

理由のひとつが、純粋な学習量の不足です。

 

中学生になり、部活や学校行事が増える中で、
「毎日30分しか勉強していない」
「テスト前だけ詰め込む」
というケースは少なくありません。

 

さらに
・できる問題ばかりを解く
・間違い直しをしない
・解説を読まず“なんとなく”終わらせる
といった“質の不足”も重なります。

 

しかし、質を高めるためには、まずは一定の量が必要です。
量をこなす中で初めて、「苦手」や「理解不足」が可視化されます。

 

量が足りていない状態で質だけを求めても、成績は伸びにくい。
これは長年の指導経験からも強く感じることです。

 

原因②:スマホ・睡眠・生活リズムの乱れが集中力を奪う

 

今回取り上げたオーストラリアの法律は、
“スマホとSNSが子どもたちに与える影響は深刻だ”
という政府の強い警鐘でもあります。

 

日本でも、
・睡眠不足
・SNS通知による集中力の低下
・夜間の長時間視聴
が学習効率を大きく下げています。

 

スマホは「子どもが悪い」のではなく、
誘惑に勝てないのが当たり前の設計になっています。

 

そのため、
・学習時間が減る
・脳が休まらず、記憶が定着しない
・翌日の授業に集中できない
という負のスパイラルが生まれます。

 

中1・中2の段階で生活リズムを整えられると、
「それだけで成績が伸びる子」も本当に多いです。

 

原因③:基礎の穴が積み重なり、中3で大きな壁になる

 

見えにくい、しかし最も大きな問題が “基礎の抜け” です。

 

数学では
・正負の計算
・方程式
・比例・反比例

英語では
・単語不足
・三単現や過去形
・基本文型の理解不足

 

これらは“簡単なところ”に見えて、実は入試問題の土台です。
基礎がぐらついていると、
・応用問題に手が出ない
・模試で点が安定しない
・志望校の幅が狭まる
などの影響が出ます。

 

そしてもっとも怖いのは、
中3になってから一気に復習しても追いつかないケースが多い
という現実です。

 

早めに基礎を固めた子は、
中3で「伸びるスピード」が驚くほど速くなります。

 

だからこそ、中1・中2の今が“勝負の分かれ目”

 

受験勉強は中3から…と思われがちですが、実際の現場感覚では、
中1・中2の習慣が合否を左右する
といっても過言ではありません。

 

今この時期に
● 学習量を確保する
● スマホ・生活リズムを整える
● 基礎の穴を見つけて埋める
ことができれば、来年以降の受験が確実に楽になります。

 

特に冬休みは“1年で最も差がつく時期”。
ここでどう過ごすかが、進路の選択肢を大きく左右します。

 

STEP ONEができるサポート

 

STEP ONE では、
● 基礎の抜けを見つける学力診断
● 個別の学習計画作成
● 必要な学習量の確保
● 冬休みの重点復習
を通して、お子さまの“受験準備の土台づくり”をサポートします。

 

中1・中2の今こそ、学習を立て直す絶好のタイミングです。

 

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