こんにちは! いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。京都市伏見区醍醐の「次世代型個別学習空間STEP ONE」塾長の野末です。 「野末さん」って気軽に呼んでくださいね。
さて、昨日からいよいよ冬期講習がスタートしました! 外は寒いし、家にはこたつがあるし、年末特番のテレビも気になるし、スマホを見れば面白い動画が無限に出てくる…。 正直、「勉強しなきゃいけないのは分かってるけど、体が動かないんじゃー!」 って叫びたくなる時、ありませんか?
今日はそんなキミに、科学的にも証明されている「脳を騙してやる気を出す魔法」を伝授します。
これを知っているだけで、この冬休みの充実度が劇的に変わりますよ。
「やる気が出たらやる」は大きな間違い!?
まず、衝撃的な事実を伝えます。 多くの生徒がこう言います。 「先生、やる気が出ないので勉強できません。やる気が出たら頑張ります」
これ、実は順番が逆なんです。 脳の仕組みから言うと、「やる気が出るから行動する」のではなく、「行動するからやる気が出る」のが正解なんです。
例えば、大掃除をイメージしてください。 最初は「めんどくさいな~、漫画読んでゴロゴロしたいな~」と思っていても、いざゴミをひとつ拾って捨ててみると、気づいたら本棚の整理まで始めていて、1時間経っていた…なんて経験ありませんか?
これは脳の側坐核(そくざかく)という部分が、作業をすることで刺激され、「作業興奮」という状態になってドーパミン(やる気物質)が出るからなんです。この側坐核は別名「やる気スイッチ」とも呼ばれ、報酬や快感、意欲、動機づけに関わる重要な部位なんです。
つまり、「やる気は待っていても一生来ない」ということ。 やる気は、迎えに行かないといけないんです。
誰でもできる最強の裏技「5分間ルール」
「理屈は分かったけど、その最初の一歩が重いんだよ!」 そんなキミにおすすめなのが、「5分間ルール(ベビーステップ)」です。
やり方は超シンプル。 「とりあえず5分だけやる。5分やって嫌なら辞めてもいい」 と自分に約束するだけです。
「えっ、5分でいいの?」と思ったでしょ? いいんです。なんなら「1分」でもいい。 大事なのは「勉強を始める」という高いハードルを、「地面すれすれ」まで下げること。
具体的なシチュエーションで見てみましょう。
【具体例】教科別・5分間ルールの使い方はこれだ!
① 数学のワークを開くのが億劫なとき
×「今日はワークを5ページ進めるぞ!」(目標が高すぎて、脳が拒否反応を起こします)
〇「とりあえず、カバンからワークを出して、机の上に広げるだけやろう」
〇「とりあえず、大問1の(1)の計算問題1問だけ解いてみよう」
これだけでOK。1問解くと、脳は「あ、これなら次も解けるかも」と錯覚し始めます。気づけば大問1が全部終わっています。
② 英単語を覚えるのが面倒なとき
×「単語を50個暗記するぞ!」
〇「とりあえず、赤シートで隠さずに、最初の5個を声に出して読むだけにしよう」
「覚える」のではなく「見るだけ」「読むだけ」なら、ハードルは低いはずです。読み始めると、脳のスイッチが入ります。
③ そもそも机に向かいたくないとき
×「今から3時間勉強するぞ!」
〇「とりあえず、椅子に座って筆箱を開けるだけやってみよう」
〇「とりあえず、教科書をパラパラ漫画みたいにめくるだけやろう」
これなら、スマホを見ながら寝転がっている状態からでも、3秒あればできますよね。
STEP ONEの教室でも実践しています
実はSTEP ONEの教室でも、このテクニックを使っています。 塾に来て、席に着いた瞬間に「はい、じゃあ今日はこの難しい問題から!」とは言いません。
まずは 「じゃあ、まずは前回やったところの続きをしてみよっか」 と、一番ハードルの低いところから入ってもらいます。
そうすると、生徒のみんなは自然と鉛筆を握って、気づけば50分、80分と集中して勉強できているんです。 塾長の僕が魔法を使っているわけじゃなくて、みんなの脳の仕組みをうまく利用しているだけなんですよ(笑)。
今日のまとめ
このブログを読み終わったら、すぐに試してみてください。
「勉強しなきゃ…」と思ったら、何も考えずに教科書を1行だけ読む。 嘘だと思ってやってみて。 その「1行」が、キミの冬休みを、そして来年の春の結果を変える「偉大な一歩」になります。
自分一人じゃどうしてもスイッチが入らない…という時は、いつでもSTEP ONEに来てください。 僕たちが、キミの「最初の5分」を全力でサポートします!
さて、次回は第2回。 「『わからない』が『わかった』に変わる瞬間の快感を知ろう」 をお届けします。
勉強が「苦行」ではなく「ゲーム」のように楽しくなるコツをお話しします。お楽しみに!