いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます。
「STEP ONE」塾長の野末です。
前回のブログでは「算数」の重要性についてお話ししましたが、今日はそれ以上に深刻な変化が起きている「英語」についてお伝えします。
最近、栗陵中や醍醐中、春日丘中の保護者様とお話ししていると、ある共通の驚きを耳にします。
「私が中学生だった頃と、英語の難しさが全然違うんですね……」
おっしゃる通りです。今の中学英語は、20年前、30年前とは「別物」だと考えてください。
小学校英語の「幻想」と中学校の「現実」
今の小学校では、3年生から英語の授業があります。「聞く」「話す」を中心に、ゲームや歌で楽しく英語に触れる。これは素晴らしいことです。お子様も「英語って楽しい!」と言っているかもしれません。
しかし、中学校の門をくぐった瞬間、その景色は一変します。
- 単語量: 小学校で「すでに習った」とされる単語は約600〜700語。中学の教科書は、これらの単語を「書けて当たり前」として進みます。
- 文法: これまでは「なんとなくの意味」で通じていたものが、主語、動詞、三単現のs、複数形……といった細かいルールで厳密に採点されます。
具体例:中1の最初のテストで起きること
1学期の中間テスト(または期末テスト)。
「私はテニスをします」を英語にしなさい、という問題。
多くの子が I play tennis. と書きます。ここまではいいでしょう。
では、「彼はテニスをします」は?
正解は He plays tennis. ですが、小学校で「音」として楽しんできた子は、この「s」の重要性に気づけません。さらに、He の後ろに is を入れて He is play tennis. と書いてしまうミスも非常に多いのです。
これは、小学校の授業で「書く練習」や「文法の構造」を意識する機会が圧倒的に少ないためです。
3月末までに絶対にやっておくべき「英単語の書き」
中学に入ると、毎週のように新しい単語が出てきます。
Wednesday(水曜日)や Beautiful(美しい)といった単語を、中学に入ってから覚え始めては遅すぎます。
STEP ONEでは、新中1生の皆さんに「小学校で出てきた重要単語の書き」を徹底して練習してもらっています。
「読める・言える」を「正しく書ける」に変える。
この地味な作業を3月のうちにやっておくかどうかで、5月のテストの結果は「90点」と「50点」に分かれます。
「英語嫌い」にさせないために
英語は一度つまずくと、自力で這い上がるのが最も難しい教科です。
「小学校のうちは楽しかったのに、中学になってから大嫌いになった」
そんな悲しい言葉を一人でも多くの子供たちからなくしたい。それが私の願いです。
お子様が「アルファベットを正しく、4線ノートに書けるか」だけでも、今夜チェックしてみてください。もし少しでも怪しいなと感じたら、それはお子様からの「助けて」のサインかもしれません。
次回は、テスト後の「心の持ちよう」と、新学年に向けた具体的なスケジュールについてお話しします。