中1数学の壁を突破!算数との違いと「正の数・負の数」でつまずかないコツ

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いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。伏見区醍醐の個別指導塾STEP ONEです。

 

いよいよ新年度が本格的にスタートしましたね。ピカピカの制服に身を包んだ新中学1年生の皆さんが、少し緊張した面持ちで登校する姿を醍醐の街でも見かけ、私まで背筋が伸びる思いです。

 

さて、今日から3回にわたって「新1年生が最初につまずきやすいポイントとその対策」についてお話ししていきます。第1回となる今日のテーマは、多くの生徒が最初にぶつかる大きな壁、「数学」についてです。

 

小学校までの「算数」が、中学校では「数学」へと名前を変えます。たった一文字の違いですが、実はここには非常に大きな「考え方の変化」が隠されています。

 

1. 「足す・引く」から「プラス・マイナス」への大転換

 

算数から数学へ変わる際、生徒たちが最初に出会うのが「正の数・負の数」です。ここでまず、頭の中が大混乱に陥る子が続出します。

 

なぜ混乱するのか?それは、これまで使い慣れてきた「+」と「ー」の意味が、根本から変わってしまうからです。

 

  • 小学校(算数): 「+」は「増える」、「ー」は「減る」という動作(計算)の記号でした。
  • 中学校(数学): 「+」と「ー」は、0を基準にしてどちら側にどれだけ離れているかという状態(符号)の記号になります。

 

具体例を見てみましょう。

例:

 

この式を見たとき、算数の頭のままだと「引く、引く……え、どういうこと?」と止まってしまいます。「3引く5はできないのに、そこにマイナスがついていて、さらに引くなんて意味がわからない!」となってしまうのです。

 

ここで大切なのは、「マイナスを引くことは、プラスを足すことと同じ」というルールをただ暗記させるのではなく、数直線などのイメージを使って「反対の反対は賛成(正)」といった感覚を、個々の生徒に合わせて丁寧に落とし込んでいくことです。

 

ここでのつまずきを放置すると、この後に続く「文字式」や「方程式」で、符号ミスを連発することになります。数学が嫌いになる原因の第1位は、実はこの「最初の数週間の符号の混乱」にあると言っても過言ではありません。

 

2. 実は怖い「小学校の算数」の残り物

 

数学の新しい概念(プラス・マイナス)でつまずく生徒も多いのですが、実はもっと深刻なのが「小学校の計算力が定着していない」ケースです。

 

数学の教科書が進むにつれ、計算の中に「小数」や「分数」が当たり前のように混ざってきます。

 

 

このような計算が出てきたとき、中学校の先生は「正の数・負の数」のルールを教えることに集中します。しかし、生徒がもし「小数点の位置をどこに打つんだっけ?」「分数の通分ってどうやるんだっけ?」というところで止まっていたらどうなるでしょうか。

 

数学の新しいルールを理解する余裕なんて、全くなくなってしまうのです。

 

注意が必要な「算数の落とし穴」チェックリスト

 

お子さんに、以下の計算をパッと解けるか確認してみてください。

 

  • 小数の掛け算・割り算: を「6」と答えてしまいませんか?(正解は0.06です)
  • 分数の足し算・引き算: 分母が違う数字のとき、勝手に分母同士を足していませんか?
  • 計算の順序: かっこや掛け算が混ざったとき、どこから計算するか覚えていますか?

 

もしここで少しでも不安があるなら、今のうちに(5月の連休が終わるまでに!)小学校の内容を復習しておく必要があります。中学1年生の数学で苦労している子の8割は、実は数学が苦手なのではなく、小学校の算数が完璧になっていないだけなのです。

 

3. なぜ「最初」につまずくと、ずっと引きずるのか?

 

数学は、「積み上げの教科」です。

 

1階部分(算数・計算力)がグラグラしているのに、2階部分(正の数・負の数)を建てようとしても、すぐに崩れてしまいます。そして、2階が崩れている状態で、3階(方程式)や4階(関数)を建てることは絶対に不可能です。

 

さらに恐ろしいのは、中学校では「定期テスト」が始まるということです。

 

小学校の単元テストは、習った直後に行われ、点数も取りやすいものでした。しかし、中学校の定期テストは範囲が広く、1年生の最初のテスト(1学期中間テスト)の結果が、その後の3年間の「数学に対する苦手意識」を決定づけてしまいます。

 

「最初のテストで40点を取ってしまった。自分は数学がダメなんだ」

 

そう思い込んでしまった子のやる気を取り戻すには、膨大な時間とエネルギーが必要です。だからこそ、今この「4月」という時期に、つまずきの芽を早急に見つけ出し、対策を講じることが何よりも大切なのです。

 

4. STEP ONEが提案する「超個別最適化」の対策

 

当塾では、単に教科書の内容を教えるだけではありません。塾長が35年以上の経験の中でたどり着いた「超個別最適化」という手法で、お子様一人ひとりの「つまずきの根っこ」を探ります。

 

例えば、計算ミスが多い生徒がいたとします。

 

  • 符号のルールを勘違いしているのか?
  • 小数の計算がわかっていないのか?
  • あるいは、ノートの書き方が乱暴で、自分の書いた数字を読み間違えているのか?

 

原因は千差万別です。

 

STEP ONEでは、生徒が問題を解く「過程」をじっくり観察します。どこで鉛筆が止まったか、どこで視線が泳いだか。それを見逃さず、その子に今、本当に必要な「戻り学習」や「考え方のヒント」を提示します。

 

「わからない」を「わかった!」に変えるのは、魔法ではありません。

 

「どこまで戻って、何を補えば、今目の前の問題が解けるようになるか」を見極める、精密な診断と指導の積み重ねなのです。

 

保護者の皆様へ:今、家庭でできること

 

まずは、お子さんが学校から持ち帰るワークやプリントをそっと覗いてみてください。

 

もし「+」や「ー」が並ぶ計算でバツがたくさんついていたら、それは「まだ慣れていないだけ」かもしれません。でも、もし計算の途中で小数の筆算が間違っていたり、分数の計算を避けていたりする様子があれば、それは早急なケアが必要なサインです。

 

「中学校に入ったばかりなんだから、もう少し様子を見よう」

 

そう思われるかもしれませんが、中学校の授業スピードは想像以上に早いです。一度置いていかれると、自力で追いつくのは非常に困難です。

 

お子さんが「数学って意外と面白いかも!」と思えるか、「もう数学なんて見たくない」と思ってしまうか。その境界線は、この4月にあります。

 

もし少しでも不安を感じられたら、いつでもお気軽にSTEP ONEへご相談ください。35年の経験を持って、お子様の「本当のつまずき」を一緒に見つけ出し、自信を持って最初の中間テストに臨めるようサポートさせていただきます。

 

次回のブログ(4月16日)では、もう一つの鬼門「英語」のつまずきについて詳しくお話しします。楽しみにしていてくださいね。

 

それでは、今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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