国語が苦手な子どもへのアプローチ法
こんにちは、STEP ONEの野末です!今回は「国語が苦手」なお子さんへの効果的なアプローチ方法をご紹介します。国語は特に「文章の読解力」が求められる教科ですが、子どもたちの中には、文章を読むこと自体が苦手という子も多くいます。国語力を伸ばすためには、単に文章を読むだけでなく、読み方や解釈のコツを掴むことが大切です。国語が苦手なお子さんに、どのようにアプローチすればよいかを見ていきましょう。
1. 読解力を鍛えるための「音読」
読解力を鍛えるためには、まず文章に対する抵抗感を減らすことが重要です。そのために効果的なのが「音読」です。声に出して読むことで、文章のリズムや構造が自然と頭に入ってきます。
具体的な方法
- 短い文章から始める
長い文章は負担が大きくなりがちなので、まずは短い物語や詩、教科書の文章などを音読させましょう。慣れてきたら徐々に長い文章へと移行します。 - リズムを大切に
文章のリズムや抑揚を意識して読むことで、内容を理解しやすくなります。保護者の方も一緒に音読してみると、楽しく進めることができます。
2. 読みやすい本を選んで「読むことの楽しさ」を見つける
国語が苦手な子どもたちは、文章を読むこと自体にストレスを感じている場合があります。そのため、まずは「読むことの楽しさ」を感じさせることが重要です。難しい本にこだわらず、お子さんが興味を持つ内容の本を選んでみましょう。
おすすめの方法
- 興味のあるテーマの本を選ぶ
お子さんが好きなジャンルやテーマに関する本を選んでみましょう。例えば、スポーツが好きならスポーツを題材にした物語、動物が好きなら動物の絵本や図鑑など、内容が身近であればあるほど、読みやすくなります。 - 短編やマンガでもOK!
読書の習慣がない場合は、短編の本やマンガから始めても構いません。マンガやイラスト付きの本は視覚的に楽しめるため、読書に対するハードルを下げる効果があります。
3. 読解問題を「分解」して解く
読解問題を一気に解こうとすると、内容が難しく感じてしまいがちです。文章全体を理解するのが難しい場合、問題を分解して小さなステップごとに解いていくことで、理解しやすくなります。
具体的なアプローチ
- 段落ごとに要約させる
長い文章の場合は、段落ごとにどのような内容が書かれているかを確認し、要約させてみましょう。一度に全体を理解するのではなく、少しずつ進めることで理解が深まります。 - 質問に答えながら読む
文章を読みながら、具体的な質問を投げかけてあげると、より集中して内容を考えることができます。例えば、「この部分で登場人物が感じていることは?」「ここでは何が起こっている?」など、文章の内容を掘り下げていきましょう。
4. 漢字や語彙力を少しずつ伸ばす
国語が苦手なお子さんの中には、漢字や語彙力に不安を抱えている場合も多いです。特に漢字は、中学校に入ると一度にたくさんの漢字を覚えなければならないため、苦手意識が強くなります。無理せず、少しずつ確実に覚えていくことが大切です。
具体的な方法
- 毎日少しずつ漢字を覚える
1日に5個ずつ漢字を覚えるなど、少量ずつ取り組むことで負担を軽減しましょう。定期的に復習することも忘れずに。 - 語彙を増やす練習をする
新聞やニュースの中で知らない言葉を見つけたら、意味を調べて語彙力を増やしていく習慣をつけましょう。語彙が増えると、読解力も向上します。
まとめ
国語が苦手なお子さんにとって、文章を読むことや理解することは最初は難しく感じるかもしれませんが、適切なサポートを行えば、少しずつ自信をつけていくことができます。音読や簡単な本を読むことから始め、読み方のコツや解き方を身につけさせましょう。保護者の皆さんの励ましやサポートが、お子さんの国語力を向上させる大きな力となります。 次回は「社会が苦手な子どもへのアプローチ法」についてお話ししますので、ぜひお楽しみに!