英語が苦手な子が増えている?その背景と3つの変化

Facebook
Twitter
Email

「中学生になって急に英語がわからなくなった」「小学生のときから英語が苦手…」
そんな声を保護者の方からよく耳にします。実際、ここ数年で「英語が苦手」と感じる子どもは確実に増えています。
これは単に本人の努力不足ではなく、学習環境や教育制度の変化が大きく影響しています。今回は、その背景にある3つの変化を解説します。

 

変化① 英語の学習開始時期が早まった(小学生の英語教科化)

 

以前は中学から本格的に始まっていた英語が、今では小学校3年生からスタート。5年生からは成績もつく「教科」として扱われています。
しかし、学校によって指導の質にバラつきがあるため、「発音だけ楽しくやって終わり」「単語の意味は曖昧なまま」というケースも。
このまま中学校に進むと、最初からつまずいてしまう子が多いのです。

 

例:ある小6の男の子は、アルファベットの読み書きはできても、「意味」はほとんど覚えていませんでした。中1でいきなり文法や長文に入ったときに、「何を言っているか全くわからない」と言って自信を失ってしまいました。

 

変化② 中学校英語の難易度が格段に上がっている

 

文科省の学習指導要領改訂により、中学英語の文法レベルが従来より1年分早く学習するように変更されました。
例えば、「現在完了」や「不定詞の応用」など、以前は中2・中3で習っていた内容を、中1から触れるようになっています。

 

実際、STEP ONEに通うある中1の生徒は「be動詞と一般動詞の違いがわからないまま次の単元に進んだ」と言っていました。基礎を積み残したまま新しい内容に進むことで、ますます英語が苦手になってしまいます。

 

変化③ 「読む・書く・聞く・話す」4技能が必要に

 

入試でも定期テストでも、リスニングと英作文の割合が増加しています。
従来の「単語を覚えて文法問題を解く」だけの勉強法では対応しきれません。特に、「英語を使う体験」が少ない子どもにとっては、聞く・話すことに強い苦手意識を抱きがちです。

 

まとめ

 

これらの変化に対応できず、つまずいてしまっている子どもが多いのが現状です。
次回は、英語が苦手な子の特徴や、どこでつまずくのかを具体的に見ていきます。

 

英語学習でお困りの方は、京都・醍醐の個別指導塾STEP ONEにお気軽にご相談ください。
LINEやお電話でのご相談も随時受付中です。
▶ 詳しくは【STEP ONEのホームページ】をご覧ください。

座席に限りがあるため、定員になり次第、募集を締め切ります。
お問い合わせはお早めに!