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先日、オーストラリアで施行された「16歳未満SNS禁止法」が話題となりましたが、これは世界中で“子どもたちの学力と心の健康”が問題視されている証拠でもあります。
日本でも、スマホ依存や生活リズムの乱れが、学力に直接影響していることは教育現場で日々感じています。
そんな中で、中1・中2のお子さまにとって この冬休みは「伸びる子」と「伸び悩む子」が分かれる重要な時期 です。
今回は、冬に実践すると効果が大きい“伸びる学習習慣”と、保護者ができるサポートを3つにまとめてお伝えします。

サポート①:毎日“学習時間を固定する”だけで成績は大きく変わる
学力が伸びる子には共通して、「勉強する時間が決まっている」 という特徴があります。
逆に、
「やる気が出たらやる」
「今日は疲れたから明日でいいか」
という“気分任せ”のスタイルは、学習の継続が非常に難しくなります。
特に冬休みは、
・起床時間が遅くなる
・生活が夜型になる
・ダラダラ時間が増える
という“崩れやすい時期”。
そのため、
「毎日〇時〜〇時は勉強タイム」
と固定するだけで、学習の定着力が大きく変わります。
STEP ONE の生徒でも、
「学習時間を決めただけで、テストの点が10〜20点上がった」
という例は少なくありません。
保護者の方のサポートとしては、
● 勉強時間を一緒に決める
● 家族も同じ時間帯に静かにする
● スマホはリビングで預かる
といった方法が効果的です。
サポート②:復習中心の学習に切り替える
中学生の成績が伸びづらい理由のひとつは、
「復習の量が圧倒的に足りていない」
ことです。
冬休みは授業が進まないため、復習に集中できる絶好の期間です。
特に冬に見直しておきたいのは以下の内容です。
▼数学
・正負の計算
・方程式
・比例・反比例
・文章問題の読み取り
▼英語
・単語の定着
・三単現/過去形
・be動詞・一般動詞の整理
・基本文型(SV・SVC・SVO)の理解
ここを押さえておくことで、中3の応用問題に入ったときの理解が圧倒的にスムーズになります。
保護者ができるサポートは、
● 「今日の復習、何をやる?」と聞いてあげる
● 終わった後に少しだけ褒める
● 復習と予習の比率を一緒に決める
など、軽い声かけが効果的です。
サポート③:小さな達成を見える化し、自己肯定感を高める
中1・中2は
「できているのか不安」
「勉強したのに結果が出ない」
と感じやすい学年です。
そこで効果的なのが、小さな成功体験を積ませることです。
例えば、
・英単語テストで10個覚えられたらOK
・方程式の基本問題が3問できたら合格
・昨日より集中して取り組めたら合格
など、“ハードルは低め”で設定します。
重要なのは、
「できた!」を本人が実感できるようにすること。
これにより、
・学習への前向きな姿勢
・続ける力
・自信
が育ち、次の学習意欲につながります。
自己肯定感が高い子は、中3で一気に伸びる傾向があります。
その“伸びる土台”を作るのが、この冬休みなのです。
冬休みは「学習習慣のリセット」に最適
学校の授業が止まる冬休みだからこそ、
・学習習慣の乱れを整える
・基礎の見直しに時間を使う
・新しいリズムを作る
ことができます。
これは、受験生になったときに大きな差として表れます。
STEP ONEでも、冬休みに習慣が整った子は、3学期〜中3の伸びがとても安定しています。
STEP ONEのサポート
当塾では、
● 個別学習計画の作成
● つまずきの根本分析
● 基礎の徹底復習
● 冬休み集中学習
を通して“伸びる習慣づくり”を支援します。
次回の第3回では、
「中2の3学期から“受験モード”へ!成功する進路準備の始め方」
をお伝えします。