いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。伏見区醍醐の個別指導塾STEP ONEです。
今回の3回シリーズでは、全国学力・学習状況調査の結果をもとに、
第1回では、SNSや動画の視聴時間と学力の関係。
第2回では、子どもたちが「読む・考える・書く」ことを苦手とする背景。
について考えてきました。
最後となる今回は、結果を見て不安になるだけで終わらせず、
これから家庭や塾で、どのような力を育てていけばよいのか
を具体的にお伝えします。
全国学力調査は、子どもたちや地域の順位を競うだけのものではありません。
調査結果から課題を見つけ、これからの学習や指導を改善するためのものです。
ご家庭でも、平均正答率の高い・低いだけでなく、お子さまがどのように問題を読み、どのように考え、どこでつまずいているのかを見ることが大切です。
問題文を最後まで読む力
すべての教科の土台になるのが、問題文を正確に読む力です。
国語はもちろん、数学、理科、社会、英語でも、
- 何を求められているのか
- どんな条件があるのか
- どの資料を使うのか
- どのような形で答えるのか
を読み取る必要があります。
家庭学習では、問題を間違えたときに、すぐ解き方を教える前に、
「この問題は、何を聞いている?」
「大切な条件はどこに書いてある?」
「どの言葉を見落とした?」
と尋ねてみてください。
STEP ONEでも、問題文の大切な箇所に線を引いたり、条件を丸で囲んだりして、何を求める問題かを確認する指導を行います。
自分で考え続ける力
分からない問題に出会ったとき、すぐに答えを見るのではなく、少し考える習慣が必要です。
ただし、何十分も分からないまま悩ませ続ける必要はありません。
まず、
「何が分かっているのか」
「どこから分からなくなったのか」
「以前に習った何が使えそうか」
を整理します。
たとえば、数学の文章題なら、
- 分かっている数字に線を引く
- 求めるものを言葉で書く
- 図や表に表す
- 似た問題を思い出す
という手順があります。
家庭では、答えを教えるよりも、
「最初に何をすればよいと思う?」
と尋ねることで、自分で考える機会を作れます。
理由を説明する力
正しい答えを出すだけでなく、
なぜその答えになるのか
を説明する力も重要です。
国語では、本文中の根拠を示す。
数学では、式や途中の考え方を書く。
理科では、実験結果から分かることを説明する。
社会では、資料をもとに理由を考える。
このような力は、入試でも必要になります。
家庭では難しい説明を求めなくても構いません。
「どうしてそう思ったの?」
「どの文章を見て分かった?」
「この式は何を表している?」
という質問を一つ加えるだけでも、よい練習になります。
自分の考えを書く力
書くことを苦手とする子どもに、いきなり長い作文を書かせても、嫌になってしまいます。
まずは、一文から始めます。
- 今日できるようになったこと
- 間違えた原因
- 次に気をつけること
- 本を読んで心に残ったこと
- ニュースを見て思ったこと
たとえば、数学の間違い直しでも、
「符号を見落とした」
「単位を書き忘れた」
「問題で聞かれていることと違う答えを書いた」
と一言書くだけで、自分の学習を振り返る力が育ちます。
STEP ONEでは、答えを直して終わるのではなく、なぜ間違えたのかを確認することを大切にしています。
間違いから学ぶ力
テストで間違えた問題を見ると、子どもも保護者も気分が落ち込みます。
しかし、間違えた問題は、
これから伸ばせる場所を教えてくれる問題
でもあります。
間違いは、大きく分けると次のような原因があります。
- 学習内容を理解していなかった
- 覚えるべきことを覚えていなかった
- 問題文を読み違えた
- 計算や書き写しを間違えた
- 答え方の条件を見落とした
- 時間が足りなかった
原因が違えば、対策も異なります。
理解不足なら、前の単元まで戻ります。
暗記不足なら、繰り返しテストをします。
読み違いなら、条件に線を引く練習をします。
計算ミスなら、途中式の書き方を見直します。
点数だけでなく、間違いの種類を見ることが大切です。
学習を続ける習慣
学力は、短期間に一気につくものではありません。
一日に何時間も勉強して、その後何日も何もしないより、短い時間でも継続する方が効果的です。
たとえば、
- 漢字を5個覚える
- 英単語を10個練習する
- 計算問題を5問解く
- 教科書を2ページ読む
- 間違えた問題を1問やり直す
このような小さな学習でも、毎日続ければ大きな差になります。
保護者の方は、
「もっと勉強しなさい」
という漠然とした声かけではなく、
「今日は何を一つ終わらせる?」
「昨日の間違いを一問だけ直そう」
と、具体的に声をかけてみてください。
スマホを自分で管理する力
これからの子どもたちにとって、スマホをまったく使わずに生活することは難しいでしょう。
だからこそ、必要なのは、
スマホを禁止されないとやめられない状態から、自分で管理できる状態へ変えること
です。
最初は保護者の助けが必要です。
- 使用時間を親子で決める
- 勉強中は別の場所に置く
- 夜はリビングで充電する
- 週に一度、利用時間を確認する
- ルールを守れなかった理由を考える
そして少しずつ、子ども自身に管理を任せていきます。
これは、学力だけでなく、将来自分の生活を管理する力にもつながります。
家庭では「質問すること」を大切に
家庭で勉強を教えようとすると、
「教え方が学校と違う」
「親が教えるとけんかになる」
「説明しても聞いてくれない」
ということがあります。
無理に答えや解き方を教えなくても構いません。
保護者の方には、次のような質問をしていただきたいと思います。
「今日は何を勉強したの?」
「一番難しかったのはどこ?」
「どこまで分かった?」
「なぜ間違えたと思う?」
「次はどうすればできそう?」
こうした会話は、子どもが自分の学習を振り返る機会になります。
STEP ONEが大切にしていること
伏見区醍醐の個別指導塾STEP ONEでは、単に問題数をこなすことだけを目的にしていません。
お子さま一人ひとりについて、
- どこでつまずいているのか
- どの学年・単元まで戻る必要があるのか
- 何を繰り返せば定着するのか
- 問題文を正しく読めているか
- 自分の考えを説明できるか
- 家庭学習をどう続けるか
を確認しながら指導します。
分からない内容があれば、前の学年まで戻ることもあります。
また、正解した問題でも、考え方が曖昧な場合は、
「なぜこの答えになったの?」
と確認します。
答えを覚えるだけではなく、自分で読み、考え、説明し、やり直せる力を育てることが目標です。
全国平均より大切なこと
全国学力調査の結果を見ると、平均正答率や都道府県の順位が注目されがちです。
しかし、最も大切なのは、
お子さまが昨日より何をできるようになったか
ということです。
長い文章を最後まで読めるようになった。
間違いを自分で見つけられた。
理由を一文で書けるようになった。
スマホを置いて勉強を始められた。
その小さな変化が、将来の大きな力になります。
全国学力調査の結果を、子どもを責める材料にするのではなく、これから必要な力を親子で考えるきっかけにしていただきたいと思います。
「問題文を読んでも意味が分からない」
「記述問題をすぐ空欄にする」
「答えを写すだけで、考えようとしない」
「家庭で勉強する習慣がつかない」
というお悩みがありましたら、LINEまたはお電話でお気軽にご相談ください。
スマホやAIが身近になる時代だからこそ、自分で読み、考え、自分の言葉で伝える力が、これまで以上に大切になります。