いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。
京都市伏見区醍醐の個別指導塾STEP ONEです。
今週は、いよいよ定期テスト週間です。
テスト直前になると、
「昨日、夜遅くまで覚えた」
「教科書を何度も読んだから大丈夫」
「テスト範囲を全部見直した」
という声をよく聞きます。
もちろん、テスト前に集中して勉強することは大切です。しかし、長時間勉強したからといって、すべての内容が頭に定着しているとは限りません。
今回は、エビングハウスの忘却曲線を参考にしながら、「覚えたつもり」にならない勉強法について考えます。
人間は覚えた直後から忘れ始めます
ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスは、記憶と忘却について研究しました。
その研究からわかる大切な点は、人間の記憶は覚えた直後から急速に薄れ、その後は、忘れる速さが次第に緩やかになるということです。
よく「1日後には何%忘れる」と数字だけが紹介されますが、もともとは意味を持たない音節を使った実験です。その数字が、そのまま中学生の数学や英語の学習に当てはまるわけではありません。
しかし、「一度覚えただけでは忘れやすい」「時間を空けて思い出すことが大切」という考え方は、テスト勉強にも活かせます。
「読んだ」と「答えられる」は違います
教科書やノートを何度も読んでいると、内容に見覚えが生まれます。
すると、「これは知っている」「もう覚えた」と感じます。
ところが、教科書を閉じて、
「この言葉の意味を説明できますか」
「何も見ずに英単語を書けますか」
「公式を使って問題を解けますか」
と聞かれると、答えられないことがあります。
これは、見ればわかる状態にはなっていても、自分の力で思い出せる状態にはなっていないからです。
テストで必要なのは、問題を見たときに、必要な知識や解き方を自分で取り出す力です。
テスト前日は「思い出す練習」を中心に
テスト前日に新しい問題へ次々に手を広げると、かえって不安が大きくなることがあります。
まずは、これまでに間違えた問題を中心に、次の順番で確認しましょう。
1.答えを隠して、もう一度解く
2.間違えた原因を確認する
3.教科書や解説を見ずに解き直す
4.少し時間を空けて、もう一度確認する
英単語なら、日本語を見て英語を書きます。社会や理科なら、用語を見るだけではなく、その意味や理由を自分の言葉で説明します。
数学なら、答えを覚えるのではなく、途中の式を自分で書けるかを確認します。
「見る勉強」から「思い出す勉強」へ変えることが、得点につながる大切なポイントです。
一夜漬けだけでは、その先に残りにくい
一夜漬けで覚えた内容が、翌日のテストで役立つことはあります。
しかし、テストが終わって復習しなければ、せっかく覚えた内容も急速に失われていきます。
特に数学や英語は、以前に習った内容を使って次の単元を学ぶ教科です。
今回のテストで覚えた文法や計算方法を忘れてしまうと、次の単元で再びつまずく可能性があります。
定期テストは、点数を取るためだけのものではありません。今後の学習に必要な知識を身につける機会でもあります。
今夜は睡眠時間も大切にしてください
テスト前になると、遅くまで勉強したくなる気持ちはわかります。
しかし、睡眠不足になると、集中力や判断力が低下し、覚えたことを思い出しにくくなります。
前日は、すべてを完璧にしようとせず、重要な内容と間違えた問題に絞りましょう。そして、必要な睡眠時間を確保してテストに臨むことが大切です。
京都市伏見区醍醐の個別指導塾STEP ONEでは、テスト前無料補習を行い、一人ひとりの理解度に合わせて、優先して学習する内容を確認しています。
醍醐中学校、栗陵中学校、春日丘中学校など、地域の中学生の皆さん。テスト直前でも、まだできることはあります。
「読むだけ」ではなく「自分で思い出して答える」勉強に切り替え、最後まで粘り強く取り組みましょう。
次回は、テスト期間中だからこそ見つけられる「苦手のサイン」についてお話しします。