「もう中学生なんだから、自分で勉強してほしい」
「何も言わなければ、ずっとスマホ。言えば『うるさい!』」
お子さんの勉強について、こんな悩みはありませんか。
2学期も進み、日々の宿題や次のテスト、受験のことが気になる時期です。保護者の方が焦りを感じるのも無理はありません。
だからこそ、つい「いつになったら勉強するの?」と声が強くなる。すると子どもも「今やろうと思っていたのに!」と言い返す。話したかったのは勉強のことなのに、いつの間にか親子のけんかになってしまいます。
ここで一度考えたいのは、「放っておいて!」の一言だけで、子どもの状態を決めつけないことです。
自分で決めたいのか。疲れていて少し休みたいのか。宿題が難しくて手をつけられないのか。それとも、何から始めればよいか分からないのか。同じ言葉でも、背景は違うかもしれません。
ただ、言い合いの最中に「本当はどう思っているの?」と聞いても、落ち着いて話すのは難しいですね。
まずは、勉強の話をするタイミングを変えてみましょう。
たとえば帰宅直後、荷物を置いたばかりの子に「宿題は?」と聞く代わりに、
「おかえり。少し休んだら、今日の予定を一緒に確認しよう」
と伝える。
すでに言い合いになっているなら、
「今はお互いに声が大きくなっているね。いったん休んで、夕食のあとに話そう」
と、話を戻す時間を決めて区切る方法もあります。
落ち着いて話せるときは、「勉強しなさい」を、答えやすい問いに変えてみてください。
「今日は何の宿題がある?」
「何時から始める予定?」
「一人でできそう? 最初だけ手伝おうか?」
命令を繰り返すより、今の状況と次の行動を確かめる問いです。
「何時から」と聞かれても決められない子には、
「夕食の前に10分やる? それとも夕食のあとにする?」
と、選びやすい形にすることもできます。小学校高学年のお子さんにも使える方法です。
もちろん、声かけを変えれば必ず勉強を始める、というわけではありません。それでも、親子で話を続けられる状態をつくることは、次の一歩になります。
大切なのは、「勉強しないあなたはダメ」と人格の話に広げず、「今日、何をどう進めるか」を話すことです。
京都市伏見区・醍醐の次世代型個別学習空間 STEP ONEでは、生徒の学力や取り組み方に合わせて、学習内容を具体的にしていくことを大切にしています。
ご家庭で言い合いが続くときは、塾にも状況をお聞かせください。「何から始めるか」を、第三者と一緒に整理する方法もあります。
親が一人で、勉強の監督役を背負い続ける必要はありません。まずは、落ち着いて話せる時間に、今日の予定を一つ確かめるところから始めてみませんか。
次回は、「見守る」と「何も確認しない」の違いを考えます。