「20%引き」は何の20%?割合は「もとにする量」から考えよう

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「割合の問題になると、どの数字を掛けるのか分からない」
「百分率、割引、歩合が出てくると、急に苦手になる」

小5・小6の算数で、割合に戸惑うお子さんは少なくありません。

公式を使う前に、まず確かめたいことがあります。

 

「何を、もとにしているのか」です。

たとえば、こんな買い物を考えてみましょう。

 

「もとの値段が1,000円の商品が、20%引きになっています。支払う金額はいくらですか。」

この20%は、何の20%でしょうか。

 

もとの値段1,000円を、100%として考えています。

20%は100分の20、つまり0.2です。値引きする金額は、1,000×0.2=200円。支払う金額は、1,000−200=800円になります。

 

ここで「200円」と答えてしまったら、計算ができないとは限りません。「値引きする金額」と「支払う金額」を区別して、最後の問いまで確かめる必要があります。

 

慣れてきたら、「20%引きなので、支払うのはもとの値段の80%」と考え、1,000×0.8=800円と求めることもできます。

ただし、最初から式だけを覚えるより、1,000円が100%、そのうち20%を引く、という意味を確認したいところです。

 

別の例も考えてみましょう。

「40人のクラスで、10人が図書委員の活動に参加しました。参加した人の割合は何%ですか。」

もとにする人数は、クラス全体の40人。比べる人数は、参加した10人です。

10÷40=0.25なので、25%。40人を四つに分けた一つ分が10人、と考えることもできます。

 

割合は、比べる量がもとにする量の何倍かを表します。式は、

 

割合=比べる量÷もとにする量

 

です。「大きい数字で小さい数字を割る」といった覚え方ではなく、数字の役割を確かめましょう。

 

家庭で聞くなら、「どの公式を使う?」の前に、次の三つを確認してみてください。

「何を100%としている?」
「それと何を比べている?」
「今、求めるのは割合? それとも金額や人数?」

 

分からないときは、「全部で40人、そのうち10人」のように短い言葉に直したり、線分図にしたりして整理できます。

割合は、中学校の数学だけでなく、買い物や資料を読む場面でも使います。つまずいたところに戻って意味を確かめることは、その先の学習にもつながります。

 

STEP ONEでは、一人ひとりの理解に合わせて、計算の手順と数量の意味を結びつけながら指導します。

「割合が苦手」で終わらせず、「何をもとにするか」から一緒に確かめる。小5・小6の今、算数の土台を少しずつ整えていきましょう。

座席に限りがあるため、定員になり次第、募集を締め切ります。
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